印鑑の正しい押し方

このページでは、印鑑(はんこ・印章)を使用する際、紙面に印影(印鑑に彫られた文字が紙に写された様子)が綺麗になるようにするための心構えと、正しい押し方についてご紹介します。

心構え

印鑑(はんこ・印章)の価値は普段みなさんが思われているよりも重要です。しかしながら、その重要性を認識する方はさほど多くなく、印を軽視する方が多いのが現状です。自己の財産を守るのが印ならば、財産を一瞬にしてなくすのも印。このように、自分にとって大切なものを保守するためにも、印鑑を使用する際には古法の精神に乗っとって神棚を設けたり目礼をするなどをして、信念をもって使うように心がけなくてはいけません。

印の清掃

どのような名作の印鑑であっても、その印に朱肉残りやゴミ・ホコリが詰まって汚れたりしていては駄作になってしまう恐れがあります。 手入れを怠れば、名刀であろうと磨いた鈍刀に劣ってしまうのと同様に、印もこまめに清掃して清潔に保つこと必要です。 その作法として、毎月の生まれた日に感謝報恩の念を込めて清く拭き、植物性の油で磨きましょう。これを習慣としておけば印章の徳は無限のものにななるに違いありません。


正しい押し方

現在ほど印章の価値が大きく意味を持っている時代はないと言えるでしょう。しかしながらその重要性を認識する方は少なく印を軽視する人が多いという嘆かわしい状況となっています。印章の重要性に気づかず簡単に考え、不用意に、もしくは義理や単なる野心から捺印したことが原因で、先祖代々の財産を失ってしまったり、辛苦して築き上げてきたものを全部なくしてしまって路頭に迷うことが現在でも多くあり、借金の為に夜逃げしたり、一家心中となることだってありえます。自己の財産を守るのが印章であるならば、財産を一瞬にしてなくすのも印ということを忘れてはいけません。

捺印に及んでの心構え

古来より印章を扱う際には一定の神聖な法式によって厳粛に執り行われていました。早朝に祭壇を設けて印を押す時は体を清め、祭壇に拝し天地に誓って押印したそうです。この儀式は「神文誓紙」と呼ばれ、「印は首と引換へ」という言葉もここより出てきたものと考えられています。 現代のような激動の世の中において、このような方法で印を押すことができないにしても古法の精神だけは汲みとり、敬虔たる信念を持って捺印すると、印章のもつ神秘的な力もあいまって、その人を開運に導き自己の繁栄の道を開かせめる事になるでしょう。

捺印の方法

捺印の際は、背筋を伸ばして姿勢を正しくし、印に朱肉を万遍なく付け、紙面に向かう瞬間は厳粛そのものの精神で慎重に、かつ敬虔に行わなければなりません。書類の下には柔らかい台紙を置き、印面の正面をしっかりと確認して、力を込めて静かに紙面に印部分を押し、指先で「の」の字を書くように力を入れて「し」の字に引くように離します。このように捺印することで綺麗な印影を得ることができます。捺印後は綺麗な布などで印面の朱肉を完全にふき取ってから保管するのが望ましいです。
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