五行から見た印材選び

印鑑やはんこ(印章)は、言わば自然界の中で生かされている人間の命の証とも言える道具。自分に代わって財産を守り、さらに権利をも主張してくれる自分の分身となる道具とも言えます。よって印鑑やはんこ(印章)につかわれる素材には石や金属では無く、命ある生命体を用いたほうが望ましいでしょう。五行鑑定で現された人画=主運にはその持ち主に合った幸運をもたらす専用色があり、その色によって印材が決まっています。 このページでは「姓名判断・五行」でも解説した五行を踏まえた上での印材選びについてご紹介します。

木性・金性の方にオススメの印材:象牙

印材の最高級品である象牙は印材の中でも特に優れており、印鑑の条件をすべて満たしていると言えます。 印鑑にとってこれ以上の印材はないとまで言われ、古来より広く利用されてきました。 彫刻にも捺印にも最適な硬さを持ち緻密な仕事に最適である象牙は、気品のある色艶ときめ細やかで美しい質感が特徴となっています。 現在はワシントン条約により一部輸入禁止となっていますが、条約締結以前に輸入されたものでは認定シールとともに世紀に流通しています。 また最近では財産価値の見地からも注目を集めているそうです。

本象牙:上

上質の本象牙は芯にもっとも近い部分となり、朱肉の付きがきめ細かく最高級の象牙印材です。象牙色という真白や黄ばみがなく、独特の落ち着いた色であり、適度な堅さからくる重量感は使用時に心地よさすら感じさせてくれるでしょう。耐久性に優れている上に押印性や印影の美しさとともに、実用性としても他の材質の追従を許しません。

本象牙:並

本象牙の中でも並クラスのものは中皮層にあたる部分で、極上よりもやや荒くなっています。しかし十分に美しい象牙印鑑であることに違いはありません。そのほかの特徴は本象牙の上クラスとほぼ同じです。

火性の方にオススメの印材:シープホーン

シープホーンはその名の通り羊(シープ)の角(ホーン)から取られた印材で、ヒマラヤ地方の大自然に育まれた羊の角から造られた天然の印材であり、動植物印材としては比較的新しいものとなっています。琥珀色に輝く優雅な飴色で中国でも高級品として扱われているシープホーンは気品と高級感に富んでおり、男性だけでなく女性にも人気があるそうです。硬さや粘りに優れており、朱肉の付き具合や押印性においても印章に適した 素材となっています。また、天然の素材なので、一つ一つが模様、色具合などに違いが見られます。

土性の方にオススメの印材:牛角(牛の角)

オーストラリアや南米、南アフリカなどの陸牛の角から採れる牛角は美しい白飴色が特徴の印材です。 かつてはオランダの植民地だったタイなどから産出されたので「オランダ水牛」と呼ばれていましたが、 原産地の誤解を与えるという理由から「牛角」と名称が変わりました。特に希少価値が高い透明度が高く美しい「純白(芯持ち)」といわれる 極上品もあります。機能としては、朱肉の付き具合や押印性において優れており、男女問わず高い指示を得ている人気の印材です。

水性の方にオススメの印材:黒水牛

タイを中心とした東南アジアに生息する水牛の角から製造された印材である「黒水牛」は優れた耐久性を持っているため、印章以外としてもボタンや包丁の柄、料理箸として使用されることもあり、光沢のある外観の美しさからアクセサリーとしても愛用されている素材です。印材としても 朱肉の付が良く最もポピュラーな印材として人気を博しています。芯の通った中心の部分の芯持(しんもち)という部分で、さらに角の先端にあたる部位を使用した印面の芯の小さいものがもっとも良質の黒水牛だといわれています。

すべての五行に合う印材:琥珀(こはく)

古来より「人魚の涙」、「太陽の石」と呼ばれてきた琥珀は、針葉樹の樹脂が長い月日を経て化石となったもので、言うなれば「樹脂の化石」であり地上最古の芸術品です。重量は軽く手になじみ、その外観から夏には涼を呼び冬には暖かさを演出するという琥珀だけがもつ特徴が魅力的です。 美しい輝きとその神秘的な色合いを持つ琥珀は本象牙に並ぶ高級印材として広く親しまれ愛されている印材となっています。 琥珀印材は強度を保つ為の処置として、琥珀と高硬度の人口樹脂を合成して強度を高めて形成しています。

すべての五行に合う印材:本柘(ほんつげ)

象牙や水牛などの角と同様に、植物系の印材としては最も繊維が緻密で、その上で硬度も粘りがあって彫刻に適しているので、木製の印材としては古くから広く愛用されています。また、国内で柘の産地は鹿児島県が有名で、こちらで取れる柘は「薩摩本柘」と呼ばれています。この鹿児島県産の柘は農家の人々が伐採とともに繰り返し植林した柘を使って印材を製造しているので、森林を破壊しなくて済むエコロジーな素材としても注目を集めています。印章の多くは東南アジア方面からの輸入されている柘が使用されていることが多いようです。平常の取り扱いさえ注意しておけば長く使える材質となっています。

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最終更新日:2017/1/25

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